くらげ旅行記第7話の4ばんめ〜


イスファハンの橋と教会


意外かもしれませんが、イランには教会があります。
政府発行の資料では99%がムスリムと言うことになっているので、
少なくとも1%のキリスト教徒がいるのでしょう。
その多くはアルメニア人で(厳密に言えばアルメニア系イラン人)
アルメニア正教を信仰し、アルメニア語で生活しています。
実際に見たわけではありませんが、
ワインを作り、豚肉(実際はイノシシだそうですが。)のハムを
密かに作っているのだそうです(違法なのです。)。
しかし、面白いことに、これは公然の秘密で、
多くのイラン人がこの事実を知り、警察も知っているのですが、
特に問題にはならないのだそうです。
本音と建て前というか、異教徒に寛容であるというか、
この辺がイランの面白い一面でもあるのです。


アルメニアン教会
一見ただのドームですが、
ドームの上には十字架が立っています。

イスファハンには川が流れていて、当然橋も架かっています。
この橋がまた、風情のある橋で、
観光ポイントになっているだけではなく、
地元の人の憩いの場にもなっています。
川原は公園になっていて、休日には大勢の人がピクニックにやってきます。
家族で炭火を起こして、・・・やっぱりケバブを食べています(^^;)。
散歩していると、お茶や食事にも良く誘われます。
また、何故か青空の下で堂々とトランプしている家族もいます。
トランプは、ばくちの道具として
(イスラムは賭事禁止なのです。
えっ?アラビアの競馬はどうなのかって?くらげは知りません(^_^ゞ。)
禁止されているし、入国の時も、没収されるのですけど。
まあ、のどかであるのは確かですよ。

ジョウイ橋 ハージュ橋
ジョウイ橋この橋の膨らんだ所は
チャイハネになっています。
とてもいい雰囲気のお店で、
くらげのお気に入りです。
ハージュ橋。
一番見応えのある橋とされています。

おまけの写真です
橋の真ん中のアップです。


イスファハンというのは、こんな所です。
本当はもっと、みどころもあるらしいのですが、
くらげは行きませんでした。
町中を散歩しているだけでも面白いです。
そして、くらげはこの街で小さなキリムを2枚購入しました。
さすがに絨毯は高いし、重いしで無理でしたけど、
小さなキリムなら何とかなりましたから。
それから、くらげはヤズドに向かいました。