くらげ旅行記第7話の補足ページ

いらんでσ(^^)もかんがえた



・ ホテル・アミル・カビル

イスファハンにある、ホテル・アミル・カビルは、旅行者には良く知られた宿です。
もちろん豪華なホテルではありませんが、居心地の良い宿です。
かつて、デリーとロンドンを結ぶバスがあったのですが、(くらげの記憶では、ロンドンの旅行会社が主催していたと思うのだけど?)そのときも、イスファハンではこの宿に泊まったらしいです。
また、沢木耕太郎さんの「深夜特急」の中にも出てくるそうです。
持っている方は、確認してみたら?
今、イランはあまり旅行しやすい国とは言えませんが、それでも、泊まっている人の半分くらいは外国人旅行者だと思います。
2階には共用のスペースがあって、いろんな旅行者が話しをしています。
このホテルでは、女の人もスカーフをかぶらなくて良いので、気が楽なのだそうです。
くらげが泊まったときに、あの小林さんも泊まっていました。
岩下さんはその朝にテヘランに向けて出ていきました。
小林さんはイスファハンの居心地が良くて、長居しかかってたのです。

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・ イマーム広場

イマーム広場には見所になる場所が集まっているばかりではなく、広場を囲むように土産物屋などが並んでいます。
また、バザールにもつながっていて、買い物にも便利です。
アリ・ガプ宮殿の1階には観光案内所もあり、地図がもらえます。
イランは今、観光客が少ないので、土産物屋は多くありませんが、この一角にはたくさんあります。
お土産類はほとんど手作りの物なので、よく見て、納得してからかわないと、安いだけで買うと、かなりちゃちな物を買ってしまいます。

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・ イランのアルメニア人

アルメニアはイランのとなりの国です。
アルメニアは古くから優れた技術を持っていて、近隣諸国に移民していきました。
そして、その土地土地でコミュニティーを作ってきたのです。
これは、イランだけではなく、トルコ、シリア、イスラエルなども同じです。
まわりの国がイスラム国家のためか、歴史的に迫害されることも多く、それも、移民が多かった理由の一つです。
イスラエル人の肌が比較的白人に近いのは、(元の人種はアラブ人と大きな違いはないはずなのです。)かなり、アルメニア人の血が入っているためと聞いたことがあります。
イスファハンのアルメニア教会には、付属の博物館があり、いろいろな物が展示してあります。
説明文は、アルメニア語、ペルシャ語、英語の順でかかれています。

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・ 川

日本に住んでいると、その辺に川が流れているのは当たり前のようですが、雨の少ない土地では、当たり前ではないのです。
イランはカスピ海沿岸を除いて、ほとんど沙漠です。
雨も少ないし、降っても、川になって流れるほどではありません。
また、面白いのは、イランはその大部分が高原なので、川が海へ流れ込まず、内陸の湖で終わってしまうことです。
世界地図など見ると、確認できると思います。
このような川は内陸河川と呼ばれます。もちろん、日本には存在しません。
また、このような湖は川の水が濃縮されているので、塩湖(水が淡水ではない)になる場合が多いのも、特徴です。
このような塩湖で有名なのは、カスピ海や、死海があります。どちらも「海」と付きますが、湖です。

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・ ピクニック

イラン人は遊び好きです。きっぱり言い切ります。
革命前はかなり好き放題やっていたのは確かです。
バーベキューや旅行など、アウトドアも好きなようです。
イスファハンでは、川沿いに多分1km以上にわたってバーベキューなどを楽しんでいました。
また、山登りからの帰りの人にあったこともあるし、休日はテヘランからカスピ海方面の道路は渋滞してしまうのだそうです。
余談ですが、アウトドアで使う釣り竿とライフルは同じ店で扱っています(^_^ゞ。

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・ 絨毯とキリム

ペルシャと言えば、絨毯。
絨毯と言えば、ペルシャ。
それくらい有名なペルシャ絨毯ですが、品質が良いのはいいのですが、高いのでなかなか買えません。
確かに日本で買うよりはかなり安いのでしょうけど、そうパカパカ買う物でもありません。
一方、キリムですが、これはまだ知らない方も多いと思います。
どちらも敷物としての織物なのですが、絨毯が起毛があって、ふわふわしているのに対して、キリムは平織りで、あらっぽく言えば、普通の布と同じ様な製法です。ただし、毛糸なので、出来上がった物はだいぶ違います。
行程の複雑さや、目の細かさは絨毯の方が遙かに上です、それ故に値段もかなり高くなります。
また、デザインが緻密なので、ちょっとうるさい感じになりやすいという事もあります。
それぞれ、良さがあるので、使い分けると良いと思います。
どちらにせよ、日本ではインテリアとして使うのでしょうから。
くらげは2枚ほど購入しました。写真はこれです。
大きさは40センチ四方前後です。で、1枚1万円程度。
安い物では、ないですよね。

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・ バンドギル

ケルマーンでも一度ご紹介しましたが、バンドギルです。
イランの(沙漠の)家は構造的に難しいこともありますが、日射しを遮るためにも、窓は小さく作ります。
しかし、それでは暑いし、風が通らないので、風取り窓としてのバンドギルが必要なのです。
四角い物が多いようですが、丸い物もあります。
屋根より高く作られるので、町を歩けばあるのはわかるのですが、写真に撮れる物は多くはありませんでした。

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・ ミナレット

モスクには目立つドームと共に、高い尖塔が印象的です。
これはミナレットと呼ばれ、お祈りの時間になると、「さぁ、お祈りしましょう。」みたいな感じで、アザーンが流れます。これは、コーランの一部などを読んで、時間を知らせているようです。
このアザーンを広く流すために、かつてはこの尖塔に登って、叫んでいたのです。
さすがにこのご時世でせすから、いまでは、スピーカーを使っています。
一度、登ってみようとしたのですが、すでに物置と化していました(^^;)。
イスラムの国に行くと、このアザーンを必ず耳にします。
自分がイスラムの国にいる事を実感します。

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・ チャイハネ

簡単に言えば喫茶店です。
もっとも、「男の社交場」みたいな感じもあるようで、男たちがお茶を飲みながら、水パイプをふかしながら、友人と話していたり、あるいは、一人で物思いに耽ったり、人間ウオッチングにも楽しい場所です。
あまり女性はいませんね。

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・ イランの英語教育

イランの学校での外国語教育はトルコ語かアラビア語の選択だそうです。
つまり、英語の授業は無いわけです。
年輩の人は英語を結構話します。
でも、若い人はあまり話せないのが現実です。
それでも、外国人には興味があるので、町中でどうしようもない英語に出会います。
Hallo. what's your name? Good-bye.
いきなりこんな風に話しかけられます。全く・・・・・。
かと思えば、英語はこれと同じで、あとは全てペルシャ語で質問攻めとか。
うーん。もうちょっと何とかして欲しいですね。
でも、ビジネスなどに英語が必要なのはわかっているようで、プライベートの英語学校ははやっているようです。
実は、くらげも、そんな学校に連れていかれ、生徒さんたちの前で、5分くらいしゃべったことがあります。

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・ イラン人の生活

旅行に行って、観光名所を回るのも楽しいですが、その土地の人の生の生活を見るのも楽しい物です。
一般家庭におじゃまさせてもらうのが、手っ取り早いのですが、くらげが世話になった家庭は外国人を受け入れるような、ある程度裕福で、開放的な家庭なわけです。
人や地域によっては「外国人が・・・・。」なんて、不愉快に思うこともあるでしょう。
そんな家庭に招かれることは、あり得ないわけですから、こういった経験が全てではないのです。

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・ イランのレストラン事情 2

テヘランは首都で人口が多いので、レストランもあります。
なんと、日本食レストランもあります。
イランの食事に参ってしまって、もう、旅行やめようかとも思っていたくらげにとって、(それほど食事が合わなかった。普段は現地食で悩むことは皆無なのだけど。)真っ先に向かうところです。
イランの物価にしてはかなり高価なのですが、(一説にはイラン1高価なレストランとか・・?)もう、かまわずに食べました。
ホントに涙が出るほどおいしく感じました。(多分、日本だったら、大したこと無いのだろうけど。)くらげ、ふっかぁーーーーーっぅ。なのです。
1週間で3回も行きました。しょうゆの味の懐かしかったこと。
テヘランには駐在員もいらっしゃるのでしょう。日本食マーケットもありました。
くらげはジャポニカ米(イラン産なのだけど。)と、しょうゆを買って、なんと、石油ストーブでご飯焚いて食べていました。意外とおいしかったですよ。

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・ 大使館巡り

またもや?大使館巡りです。
テヘランでは、シリアビザを申請しました。
これには、日本大使館からのレターが必要なので、日本大使館へ。
日本大使館はなんと、窓口が鏡張り。正確にはマジックミラー越しなのです。
イラン人が日本で不法就労するので、イラン人に対して、ビザの発給が厳しくなっているのですけど、その逆恨みで、大使館職員が襲われる事件があったのです。
それ以来、マジックミラーにして、顔を見えなくしたのだそうです。
ちょっと異様ですが、大使館の職員の方はとても親切でした。

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・ その他の見所

くらげはこれでイランをあとにしますが、行ってみたかった場所は、いくつかあります。
アフガニスタンにほど近い町、マシャッド。
イラン人おすすめスポットの鍾乳洞、アリ・サドル・ケーヴがあるハマダン。
木が多く、緑豊かなカスピ海沿岸の町。
そのほかにも、情報が少ないとはいえ、いろいろと興味はあったのです。
しかし、ビザの滞在期間を無視するわけには行かず、「いつか再び」とおもって、イランを去ったのです。

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