くらげ旅行記第6話の3ばんめ〜


鏡のシャー・チェラグ廟


シラーズはペルセポリスの玄関口として有名なだけではありません。
古くから栄えた街なので、有名な人も多く輩出しているようです。
あまりペルシャ文化に長けていないくらげにはピンとこないのですが、
ハーフェズという詩人もこの町の出身だそうで
町の人はとても誇りにしています。
イランでは、ハーフェズを知らない人はいないくらい有名なのだそうです。


シャー・チェラグ廟外観
シャー・チェラグ廟の外観です。


また、聖者の廟として、シャー・チェラグ廟も有名です。
(ぢつは・・、ホントに聖者かどうかは知らない(^^;)。)
シャーと付いているので昔の王様かもしれません。
この、シャー・チェラグ廟は内部が
鏡張りになっていて、とても美しいのです。
廟は広場に面していて、外からの眺めも美しいです。
辺りにいる人に尋ねると、入ってもかまわないそうなので、
そっと、入らせていただきました。
真ん中には棺が置かれ、参拝者たちに囲まれています。
床に座って祈っている人も見かけます。
正直に言って、イランでこんなにも
信仰の深い人たちを見るのは、初めてでした。
一般的にいって、国民はイランより、パキスタンの方が
信仰に対して、熱心なようです。
しかし、このペルシャ文化のタイルや、鏡張りの技術など、
イランは奥深い物を持っています。


シャー・チェラグ廟の入り口

シャー・チェラグ廟の入り口
廟の中も同じように鏡張りです。
入り口の上には・・・
例のおじいさんの顔が・・・。イラン中この写真であふれています。



すぐ近くに別の廟があったので見学させてもらったのですが、
何かの集会をやっていて、男の人たちが声を張り上げて
なにやら、胸をたたきながら唱和しています。
正直に言って、ちょっと怖かったです。
石油と、信心と、技術があるのですから、
敵にはしたくないですね。
(人情もたっぷりありますよ。)



ち ず