くらげ旅行記第7話の2ばんめ〜


アリ・ガプ宮殿と、金曜モスク


アリ・カプ宮殿は広場を見渡せるように造られた宮殿です。
何でも、昔、この広場はポロの競技場だったとかで、
王様がゲームを見やすいように建てられたのでしょう。
宮殿内部は保存が今ひとつですが、
残っている部分は、美しい宮殿の雰囲気を十分に伝えてくれます。


宮殿内部 音楽ホール
アリ・ガプ宮殿内の壁画です。
繊細な壁画が残っています。
宮殿内部の音楽ホールです。
音響効果を考えたシステムだそうですが、
視覚的な美しさも素晴らしいですね。
あのシルエットは、弦楽器でしょうか?

イマーム広場からは離れていますが、
金曜モスクと呼ばれる古いモスクがあります。
さほど大きくないバザールの一角に建てられています。
11世紀から12世紀くらいに作られた物だそうです。
このころは、まだタイル技術がさほど発達していなかったのか、
うす茶色の砂岩が主体の作りになっています。
絢爛豪華なイマームモスクに対して、
シックで落ち着きのあるモスクといえると思います。
じつは、このモスクは、今回の旅行で
くらげの一番のお気に入りのモスクです。
写真では、わかりませんが、砂岩に彫られた
細かい細工と、独特の雰囲気は何とも落ち着きのあるニクイやつなのです。


金曜モスクのミヒラーブ 格子窓から、メインドームを見る
金曜モスクのミヒラーブです。
わかりにくいですが、緻密な彫刻は
ため息が出るほど見事です。
ハニカム状の窓です。
窓の向こうに見えるのが、
現在のメインドームになっています。