くらげ旅行記第5話の2ばんめ〜

バム 捨てられた街


イラン最初の夜はバムにあるホテルでした。
今までの国に比べるとウソのようにきれいです。
シャワーだって、お湯が当たり前のようです。
値段はあまり変わらないのに。

この、バムという町は沙漠の中のオアシスのような町で、
決して大きくないし、歴史的にも無名に近いです。
しかし、旅行者には割と人気があるのは町外れにある、
アルゲ・バム(バム城の意)の人気のためです。


アルゲ・バム
アルゲ・バムってこんな所です。


この、アルゲ・バムは城というより、
城塞都市がひとつ昔の姿をそのまま残している場所なのです。
かつての城塞都市が外敵に襲われ捨てられたまま、
住民は城塞の外に新たな町を作ってしまったのです。
ですから、今では誰も住んでおらず、
何百年か前の姿をそのままとどめているのです。
日干し煉瓦で作られた街には、今では生活のにおいはなく、
近代化の証?である、電柱もありません。
ただ、静かに崩れているだけだったわけです。
(今では観光資源として、ゆっくりと補修なども行われています。)



ち ず