別冊・電網ねこみみ属性 『ごーやー街道山原譚』

Phase 4.2: 家の中
「ね」 おうち…?
「モ」 沖縄の伝統民家だよ。
ねねね、みてみて酒瓶イパーイだよ。お兄ちゃん喜びそう。
「ね」 アイツが好きなのは酒瓶じゃなくて、中身だろ。
大体、それ中身入ってないんじゃないの。
「モ」 ねこ子ちゃん夢無いなぁ。こんなに酒瓶イパーイなのに。
「ね」 アタシ、そんな夢持ってないよ(笑)。
「モ」 沖縄名物(?)赤い瓦。だけど、昔は普通の人は瓦使えなかったんだって。
「ね」 えーー、そうなの。じゃあ、この家は?
「モ」 明治の頃に改築したみたい。 その頃から普通の人も瓦を使えるようになったみたい。
それまでは茅葺きみたいな屋根だったそうだよ。
「ね」 時代によって変わってくるんだね。
この家の造りって、 かなり風通し良さそうだよね。
やっぱり、夏は暑いから風通しよくしているんだろうな。
「モ」 ねこがいたら、何処が一番涼しいかわかるよ〜
「モ」 家の中から見ると、外は明るいね。
「ね」 もう夏だよな〜
「モ」 今度は夏に沖縄連れてきて欲しいね。
「ね」 いつになるかわからないけど、どおーせアイツ、ひとり旅だろうし。あははは。
「※」 (くらにょん)むきぃぃぃっ!!おまえらなぁ!!
「モ」 あははは、お兄ちゃん図星だったから怒ってるよ〜
あ、ここは客間だ。
「ね」 漢字がいっぱい書いてあるけど、なんて書いてあるんだ?
「モ」 うーーん、何だろう。
最後の方に『守礼』って書いてあるから何かの祈願かなぁ?
お兄ちゃんわかるかな?
「※」 (くらにょん)わかりませんっ(^^;
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