くらげ旅行記第8話の7ばんめ〜

アジアからヨーロッパへ

ギョレメの後、トルコの首都アンカラへ。
知名度ではイスタンブールの方が上ですし、
アンカラって名を初めて聞いた人もいるかもしれませんが、
トルコの首都はアンカラなんです。
例によってバスでアンカラに向かったのですが、
そのバスターミナルの大きさにびっくりしてしまいました。
アンカラはアタ・テュルクによって造られた都市で、
あまり観光向けの町ではありません。
くらげはここで、盗まれたT/Cの再発行をしてもらいました。
そして、アンカラ名所の一つアタ・テュルク廟へ行きました。
その名の通り、アタ・テュルクの墓なのですが、
丘を一つこしらえて、廟にしたという、とてつもなく大きな所です。
入口から緩い坂を上り、両側にモニュメントのある通りを歩き、
広い広場の左側(何故か正面ではないのだ。)に
ギリシャ神殿の様な大きな石造りの中に彼の棺はあります。
最初の入口から20分くらいは歩くのでしょうか。
とにかく広いのです。ちゃんと調べたのではありませんが、
今世紀最大の廟の一つだと思います。
賛否あるとは思いますが、くらげはばかばかしいと思います。
何千年もの昔ならいざ知らず、現代に於いてそこまで権力を
誇示する必要があるのは、悲しいことではないでしょうか。

アジアの西端ハイダルパシャ駅 そこからはヨーロッパです。


くらげはアンカラから、イスタンブールへは列車で行きました。
バスよりは、列車の方が好きなものですから。
朝早く出た割にはイスタンブールに着いたのは日暮れ近かったです。
アジア側からの列車はボスポラスを渡りません。
アジア側の駅ハイダル・パシャが終点です。
そこから連絡船に乗り換えてヨーロッパ側に向かいます。
船の中で日が沈んでいくのが見えます。
アジアからヨーロッパへ。
旅の一区切りを強く感じるひとときでした。




ち ず(トルコ全土)