くらげ旅行記第11話の5ばんめ〜

水車の町 ハマ



ハマは水車がたくさんあります。
元々は町中に川が流れ、その水を利用するために作られたのでしょう。
市内に十個余ほどあると言われる水車は、
どうやら今では観光用に回っているようです。
水車を眺めながらのレストランも何カ所かあります。
白と黒の美しい幾何学模様の間を流れる川で
きしみながら鈍い音を響かせています。
ゆっくりと回っていく、黒い水車を見ていると、
なぜか落ち着きます。
人には、水のある景色が必要なのでしょう。
今は、のどかに水車が回る町ですが、
1970年代には、反政府運動が盛んになり、
政府が空爆をしたことでも知られています。
古い写真を見ると、今はない路地や、川辺が写っています。


ハマの水車
田園の景色にとけ込んでいて、いいですね。
近くでみてもよいです。
(レストランから)

ハマから車で1時間ほど行ったところに
奇妙な山があります。
なんか、冠のような山です。
アシュシャマミ・シタデルと呼ばれる城跡です。
すでに荒れ果てています。
近くの家で使われている石がこの城跡と同じ石だったので
多分持ち去ったのでしょう。
特に誰が管理しているわけではないので、自由に見学できます。
でも、中には直径5メートルくらいの
底なしの穴が空いているので注意しましょう。
少し離れて見た方が面白いですね。


遠くから見ます。
冠のような、船のような。
近くでみると、こんな物です。



ちず(シリア全土)