くらげ旅行記第4話のおまけ〜


ぱきぱき・パキスタン おまけ


甘い思いで
「ウルドゥー語」ってご存じですか?
パキスタンの言葉です。
不思議なことにこのウルドゥー語はインドのヒンディー語とよく似ていて、
ヒンディー語とネパール語も似ているので、ネパール語の単語が通じてしまうのです。
ある日、小林さんと食事をし、お茶をたのんだのだけど、甘くない。
くらげはお茶に砂糖はいらないのだけど、彼は欲しかったらしく、
シュガーとかスウィートと言っても通じず(英語通じないんです(^_^ゞ。)、
お茶をかき回す仕草をすると、「チャムチャー」と、言っています。
ネパール語ではスプーンのことです(つまり通じていない(^^;)。)。

恐怖!把綺素単・食堂之図絵


そこで「ミタイ、ミタイ(ネパール語で「甘い」、「飴」などの意)」と言うと、
なんと、すんなりと通じるではありませんか。
(結局砂糖はなかったのですが(^^;)。)
実際には違う単語のようですが、通じるのですから、
あたらずとも、遠からずってトコでしょうか。
二人でびっくりしたことを覚えています。
ただ、文字に関しては、ヒンディー語とネパール語は、
同じ文字(デーヴァガナリ文字)をつかっているのに対して、
ウルドゥー語はアラビア文字をつかっているので、
見た目は全く異なります。
耳で聞くと、そっくりです。

ムルターンから列車に乗るときのことですが、
駅には売店が並んでいました。
しかも、その多くでなにやら丸い缶に入った怪しげな物体を売っています。
町中でも見かけました。
極彩色の缶が、やけにナイスです。
どうやら、ムルターンの名物らしいのですが、
サンプルは飾っていないし、英語読んでも判らない。
材料から、どうやら甘いものらしいのは判りました。
材料には小麦粉、砂糖、ギー(油の一種)・・・クッキーみたいな物か?
物は試しに一つ買い、夜、おそるおそる食べてみたのですが、
ま ず い (T_T)  しかも 超!
小麦粉を煎って、油と香辛料と砂糖を加えて、練ったような感じです。
極甘でクセがあって、脂っこく、それでいて、とってもしつこい。
はじめのうちは我慢して食べていたのですが、
それはもう耐えられる物ではなく、
申し訳ないけど、半分ほどは食べられませんでした。
おいっ、パキスタン人。あんな物が旨いのかっ?
そういや、買ってる人見かけなかったな ('_'ゞ。

いいかんじ〜
缶のデザインはかなり惹かれるのですけどね。

・・・そうですね。タイトルは「甘いものの思いで」に変えましょうか?

では、そんなわけで、
今回はココまで。
また、次回をよろしくね。


1998.9.23 
 でした

さぁて、次回のかばんのおもしは・・・ (C)MCMXCIIX,MM KURAGE☆UMIUSHI