今回のキーワード  第三話 ネパール観光名所
 
  ・ 非力なバス
インド・ネパールを走っているバスはそのほとんどがTATAと言うインド製のバスです(トラックも)。
インドが自給自足の政策をとっているためなのですが、物資の輸入がほとんどインド経由(最近は中国からも多いようだが)であるネパールでは、工業製品はインド製が多いのです。
このバス、基本設計がいつなのか知りませんが、最近までインドを席巻していたアンバサダーと言う乗用車が第二次世界大戦頃のデザインだったので、おそらくはそのころの物でしょう。
ですから、遅い・うるさい・非力に加えて、あっちの人はメンテナンスという考え方が無く、動かなくなってやっと応急修理する程度なので、程度は極悪です。
しかも、シートは通路を挟んで2−3の五人掛け。おまけにそれ以上詰め込む。
インド、ネパールのバス旅行はかなりきついです。
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   ・ ヒッピーの聖地

かつて、カトマンズは「ヒッピーの聖地」とまで呼ばれていた。
今では、聖地どころか「ヒッピー」という言葉さえ聞かなくなったが。
(「ヒッピー」を知らない人はお父さんやお母さんに聞いてみよう!)
それだけ自由だったのでしょうね。悪く言えば無法地帯だったわけです。
今では、観光地化されヒッピーのたまり場はインドが主流の様ですが、妖しげな何かは残っている気がします。
まあ、街のオーラとでも言うのでしょうか。
そんなわけでカトマンズに限らず、ネパールでは葉っぱは至る所でやっています。
(日本に持ち帰っちゃダメだよ(^^;)。)
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   ・ バクタプル

ネパールの古都バクタプル。別名バドガオン。
カトマンズからはバスで30分くらいかな?
ここは、街並み保存の名目で町への入場料を取ります。
もちろん、外国人のみが払います。
しかし、ゲートのない入り口もたくさんあるので(ちゃんとしたゲートは1カ所かな?)実際には、ただではいる人も多いようです。
これに目を付けたネパール人がカトマンズでツーリストに、いっしょにバクタプルに行こうと寄ってきます。
彼らは裏から入り入場料を払ってくると言って、お金を預かりますが、領収書や入場券は持ってきません。
もちろんそのお金は彼らのぽっけにいれてしまいます。
同じ金額とは言え、平気でウソを吐くようなやつらに払う金はありません。
ネパール人はインド人と違っていい人たちと言われていますが、中身は一緒です。
向こうから寄ってくるネパール人には要注意です。
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   ・ ヒッチハイク

アメリカの映画などの影響か、世間ではヒッチハイクは無料だと思われているようですが、それは豊かな国の話。
貧しい国のほとんど(ネパールもです)では、ヒッチハイクにもお金を払います。
もちろんすべて交渉制。確かに親切な人はタダにしてくれますけど。
どこぞのヒッチハイクでアジア横断二人組のようなことは普通考えられません。
(とはいっても、くらげは番組見ていないのだけどね。)
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   ・  荷物に隠す貴重品

長い間旅をするとき(短期でもそうだけど)一番の心配事は健康と貴重品。
なりは汚くてもそれなりの生活費と帰りの交通費など相当の金額を持ち歩くことになります。
人によって対策は異なりますが(絶対安全は無いのです)くらげは基本的に貴重品は身につけたままです。
しかし、ホールドアップや睡眠薬などで身ぐるみ剥がされる事もあるので、いくらかは荷物に潜り込ませます。
今回被害にあったのは、この部分だったのです。
確率としては荷物の盗難の方が多いので、現金は入れずトラベラーズチェック(一応再発行が出来ることになっている。)をしまって置いたのでした。
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