目に見える国際貢献
2003ねん11がつ14にち
南極観測船「しらせ」が出航したそうだ。
新聞などでも取り上げられているので、知っている人も多いと思うのですが、船体が老朽化して次期観測船を考えなくてはならない頃なのだそうですが、予算が付かないのだそうです。

大体400〜500億円くらいかかるのだそうだが、そんなに高い買い物なのだろうか?
もちろん、個人が出せるような金額ではないが、国民一人あたりに直せば500円です。
正直な話、国に金が無いと言うより、担当省庁にそれだけの余裕がないと言うことらしい。この辺りが旧態依然とした利権が幅を利かす縦割り行政らいしところです。
もう書くのも飽きてきたけど、構造改革ってこうゆう硬直した行政に対してこそ必要だし、多くの国民が望んでいる事だと思うのです。
必要なところには予算を付ける、いらないところでは予算を削る。利権とか既得権とかの問題じゃないハズです。

政府がよく言う「目に見える国際貢献」って何?
紛争地で現地の人に銃口突きつけて、統率することなのでしょうか?
そんなことより、南極観測に限らず、こういった地道な研究それこそが、多くの国に受け入れられる国際貢献そのものだと思います。
自ら「技術立国」と名乗る日本が科学・技術研究を出来なくなるようでは余りに無様です。政治家の人たちというのは、そういうことは何も考えないのかなぁ。

同じようなことが、気象衛星「ひまわり」にも言えます。
ひまわりのデータは日本だけではなく、アジアの多くの国で利用されています。
これだって、確か300億円位で打ち上げられるのだと記憶しています。
それにも関わらず、縦割りの「予算の壁」に阻まれて、十分な観測が出来なくなってしまっている状態です(気象庁の予算はかなり少なくて、衛星一つあげるのに数年分の予算すべてつぎ込むぐらいなのだとか…)。

銀行支援などには平気で兆単位の金を出し、アメリカのご機嫌を伺って数百億以上の金と人をポンと出す政府。
何か間違っているんじゃないのかなぁ。
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