飛べない豚・飛べる豚
2003ねん4がつ4にち
くらにょんの周りはアニメ好きが多いので、今晩放映された『紅の豚』見た方も多かったんじゃないでしょうか?TVで見なくても、何回も見ている方も多いと思います。
なんともカッコイイ映画映画だと思います。上映時のキャッチコピーが『カッコイイとはこういう事だ』みたいな感じだったと思いますが、まさにその通り。
貧しくても誇りを持って生きる生き様ですね。一見男の世界のように見えますが、ピッコロ社の工房やホテルアドリアーノ、海賊達の母親の恐れよう(言うまでもなく「マンマ・ユート団」の『マンマ』は母親(伊)ですね)を見ても、男だけじゃない世界が広がっています。
あまりふれられない部分ですが、個人的に気に入っているのはジーナ婦人が「この国の人間関係はアナタの国よりもうちょっと複雑なの」と言うシーンがあります。これは、アメリカ文化(特にアニメや映画)を皮肉っているように思います。
数日前にも朝日新聞夕刊にヨーロッパのアニメオタクについて記事がありましたが、やはり、日本のアニメにはハリウッドのアニメには無い複雑さ(簡単に言えば、善悪はあっても、悪にもれなりの世界や言い分がある。二極化ではない現実が描かれていると、言う意味だと思います。)も魅力や新鮮さの一つだと感じていると書いてありました。(話は飛びますが、個人的には「名探偵コナン」はその点ちょっと行きすぎている気もします)。
また、記事にはヨーロッパで『かわいい』という言葉が広まりつつあるように書いてありました。フランス語などには「キレイ」とか、「ちっちゃくてかわいい」の単語はあっても、日本のアニメに登場する美少女キャラを形容する単語は無いのだそうです(余談ですが、『甘え』、『もったいない』なども無いようです)。言語構造を読まずとも、映画を見ても分かりますが、ヨーロッパ文化はアメリカ文化より複雑です。日本の文化はさらに複雑なのでしょう。
さて、「飛べる豚」と「飛べない豚」どちらを目指しましょうかね☆
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